kearny - uhuy II , gravel -
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色に深みがあり、使い込むほど肌に馴染み熟成する生地として20世紀半ばまで主流だった、セルロイド製の眼鏡。量産に不向きな上、加工に手間が掛かる可燃性であることから、時の移ろいとともに技術の継承が途絶えつつある。この事実は、ファッションに関わる以上、危惧すべき事象と感じ、2013年に眼鏡ブランド<kearny>をスタート。
kearny uhuy II / marble / brown lens
ウフュイとはアイヌ語で火やマグマをさす言葉。熊本県阿蘇山を訪れた際にスケッチした根子岳から生み出されたモデル"uhuy(ウフュイ)”後継モデルとして登場したuhuy II。uhuyよりレンズ幅を1cm程細く調整し、ブリッジは同じくサーモントタイプのnupri(ヌプリ)と同じ形状に。レンズの上部がリム、下部がメタルになっているブロータイプ(サーモント)のクラウンパントモデル。フレーム上部が直線的なラインを描き、程よいシャープさと丸みのバランス。小ぶりなサイズ感に改良されたことで、洗練さも加わったバランスの良いシェイプとなります。後日、Light Brown とuhuyも入荷予定。
kearny gravel-3 / black stone × dark brown / green tea lens
kearny gravel-3 / black stone × silver / green tea lens
フレームは石の持つ有機的な曲線が柔らかな印象に仕上がりました。ノーズパッドは抱き蝶仕様となっており、クリングスタイプでもネジを使わないスッキリとしたブリッジとなっております。男性、女性問わず、ご提案したいモデル。デザイナーの熊谷が佐渡島で出会ったものは石だけではなく、番茶との出会いも”gravel"に影響を与えています。今回のカラーレンズは "green tea” 関東の番茶の色を表現しています。関東出身の熊谷は、佐渡島で地方によって番茶の色が異なっていることを知りました。眼鏡を通して、日本の文化に触れてほしいという想いも"gravel"には込められています。
kearny gravel-9 / black stone / clear lens
蝶番やテンプルにも石や島のディテールを取り入れたgravel-9。ノーズパッドはkearnyで初めての樹脂製、ダキ蝶と呼ばれる昔ながらの手法を採用。パッドの取り付けやテンプル/モダンの曲げは特別な職人の手作業によるもので、フィッティングの質にも拘っています。変形型のクラウンパント。エッジ感を抑えた角の丸み、柔らかな線で表現されたかけやすいデザイン。存在感はありながら、馴染みよくかけられるバランスとモダンさを持ったモデルとなります。
kearnyは現在、眼鏡の産地で有名な福井の鯖江を中心に生産を行っております。素晴らしい職人の技術を絶やさないように、少しでも多く残して行きたいという想いの元、数少ないセルロイドを加工できる方たちと共に作っております。
【kearny eyewear EXHIBITION】
会場:FAB4OSAKA
住所:大阪府大阪市北区豊崎5丁目1−15
電話:06-6940-7139
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Information
FAB4OSAKA
tel_ 06-6940-7139 IG_ @fab4.inc